インターネット通販も始めた上海高島屋。高島屋は国内の人口減を見越して海外展開にも力を入れている【拡大】
やはり内需型産業の製紙業界でも海外進出が共通課題となっている。昨年末にベトナムで事務所を開設した日本製紙の馬城文雄社長は「海外進出は中期経営計画の柱」と力を込める。内需型企業では、他にも高島屋が2015年11月に中国・上海にある「上海高島屋」のサイト内でネット通販を開始。日本の百貨店が上海地区でネット通販を本格的に手掛けるのは初めてだ。
一方、大量の従業員を雇用する外食産業などは、労働力を確保するため雇用条件の緩和や労働環境の改善にも努めている。
ファミリーレストラン最大手のすかいらーくは昨年9月、正社員と店舗スタッフの定年を従来の60歳から65歳に延長し、さらに70歳まで再雇用する制度も新設した。11月には、50代以上に特化した採用サイトも開設した。コンビニエンスストア大手のローソンも、14年3月に設立した人材紹介会社を、外国人留学生を含めたアルバイトの募集・研修に役立てている。