USJに任天堂キャラクター 大阪に優先投資、手堅く収益高めるのが米国流? (2/2ページ)

 任天堂との提携で進める新アトラクションは400億円規模の大型投資となり、東京五輪までのオープンを目指すことで、新パークよりもUSJへの投資を優先する姿勢が鮮明となった。ただ、沖縄の新パークも断念せずに開業時期を遅らせて計画を進める可能性が残っている。

 USJは、訪日外国人の増加などで27年度の入場者が過去最高だった26年度の1270万人を上回ることが確実となっている。ボニエ氏は「入場者はあと300万~400万人は増やすことが可能」と明言。人気キャラクター「マリオ」を使うなど任天堂との提携事業を優先して進めることでさらなる集客を目指す。(藤原直樹、阿部佐知子)