【eco最前線を聞く】ライティングシートを教育現場に (1/2ページ)

2016.3.14 05:00

 □光和インターナショナル社長・細貝和則さん

 画鋲(がびょう)やテープを使用せず、壁などに静電気で貼り付けられる「コーワライティングシート」を展開する光和インターナショナルは、ライティングシートを小学校などの教育現場に普及させようと力を入れている。ホワイトボードなどに使う水性ペンで書けば繰り返し使用できるほか、燃やせるごみとして廃棄できる環境に優しい商品で、細貝和則社長は「この商品が“文化”として認知されれば、地球環境の改善にも役立つはずだ」と期待を込めている。

 --コーワライティングシートの特徴は

 「ホワイトタイプと透明タイプがあり、組み合わせることでさまざまな使い方ができる。ホワイトボードのように書いたり消したりでき、クレヨンや油性ペンで書いても裏写りしない。繰り返し貼り剥がしができ、持ち運びも容易だ。さらに環境に優しい素材を使用しており、燃えるごみとして廃棄できる。企業の会議や公共施設、イベント会場などで活用されている」

 --災害時の現場でも利用されている

 「2011年の東日本大震災では避難所や病院での伝言板として使われたり、救助・復興作業を行う組織や団体が利用したりして話題になった。今では多くの自治体が災害用グッズとして備蓄するようになった。自衛隊や警察、消防などの現場の活動でも利用が広まっている。最近は新築のビル工事などで画鋲やのりが使えない場所で、さまざまな業者が作業を確認できる計画書として利用も進んできた」

 --商品開発のきっかけは

 「起業する前に働いていたIT系の会社は打ち合わせや会議が頻繁にあった。しかしホワイトボードを使っていると持ち運びができないため、スムーズにコミュニケーションが進まなかったり、過去のアイデアとの比較ができなかったりと不都合なことが多かった。自分たちが欲しいと思った商品を作ってみようというのがきっかけだ」

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