今年の秋から本格販売する新素材のウエア=東京都千代田区【拡大】
休養や睡眠時に着用して疲労解消や体力回復を図る「リカバリーウエア」を開発、販売するベネクス(神奈川県厚木市)は、新素材を用いたウエアを開発するとともに、新たに寝具市場に参入する。
微弱な電磁波を発生させる特殊な素材に、米国産の最高級品質の綿を50%配合させた。従来自社で使用してきた布地と比べ約20%軽量化し、柔らかく触り心地のよい生地を実現した。
上下ウエア、カーディガン、ワンピースなど46商品のほか、新ラインアップとしてガウンやパジャマ、枕カバーなどの寝具系22商品も投入する。ウエアは1万5120円から。
三越伊勢丹が、名古屋駅前で運営する「イセタンハウス」2階で、ベネクスが日本で初めて休養をテーマに出店したセレクトショップ「リカバリー ラボ プロデュースド バイ ベネクス」で先行販売している。
今年の秋ごろには、ネット直販と全国の百貨店で本格販売を始める。初年度は1万着の販売を目標としている。
同社では、忙しい現代人は十分に体を休めていないとの考えから、着るだけで「積極的な休養を取る」というコンセプトの商品を開発している。
リカバリーウエアは、有名スポーツ選手のほかオフィスワーカーら幅広い人から支持され、これまでに30万着以上が販売されている。