「日本人は西洋のライフスタイルを取り入れる中で、その本質を見抜き、最も良質な部分を理解し、使いこなして日本にしかない優れたライフスタイルを生み出しました。その素晴らしさに世界は気づき始めています。自己中心にならず、他者との共生を第一に考えるという日本的な価値観は、西洋の若い世代にも芽生えてきています。今いちど日本人は、私たちにしかない優れたライフスタイルに立ち返り、大切にし、発信することで、世界に新しい価値がもたらされるのではないでしょうか」(谷口康雄)
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【プロフィル】齋藤峰明
さいとう・みねあき 1952年、静岡県生まれ。71年に渡仏し、パリ第1(パンテオン・ソルボンヌ)大学卒業。大学在学中から三越トラベルで経験を重ねてフランス三越に入り、85年にパリ支店の駐在所長となる。92年、エルメスに入社し、エルメスジャポン社長として東京・銀座のメゾンエルメスの設立などに尽力。2008年から15年までエルメスパリ本社副社長を務めた。現在はシーナリーインターナショナル代表、パリのアトリエ・ブランマント総合ディレクターに就任し、日本独自のライフスタイルを創出し、世界に向けた発信を展開している。ライカカメラジャパン会長などを兼務し、パリ商工会議所日仏経済交流委員会理事としても活躍する。1991年、フランス共和国国家功労勲章シュバリエ叙勲。