ヨドバシカメラ専務取締役販売本部長の日野文彦氏は「昨年は総務省の通信に対する施策が話題になった。それ以降、ヨドバシカメラのお客様も、何が一番お得なのか? 自分に合ったサービスやプランは何なのか? と、店頭・ネットを含めて話題になっている」「ここにきて(昨年の)総務省の一言で、ガチャガチャガチャと世間がなっている中、ユーザーにとってもわれわれにとっても良い方向にきている」と、店頭レベルで問い合わせが増えている様子や、MVNOや関連市場の拡大を商機と捉えている様子を語る。
「特に最近は、初めて携帯電話を使ってみようという方、ガラケーからスマートフォンに乗り換えてみようという方が非常に増えている。できる限り、分かりやすい言葉でお客様にサービスを提供していく。いろいろな仕掛けや、社員の教育も強化していく。より分かりやすく、安心、がキーワード」と日野氏は述べ、MVNOカウンターの拡大などで、積極的に対応を強化していく方針を打ち出している。
◆店入口にコーナー
ヨドバシカメラ通信サービス商品事業部長の松月俊雄氏は、マルチメディアAkibaにおけるMVNOカウンターのリニューアルについて、「昨年の12月ぐらいから、(MVNOカウンターに)非常に多く来ていただけるようになった。今年の2月には、(実質0円廃止で)販売方法が変わったこともあり、さらに増加していた。今までは奥の方にあったコーナーで、スペースが狭く分かりづらい場所だった。今回、ワイヤレスゲートの新ラインナップの発売ということもあり、入口に、しっかりと対応できる大きなコーナーを作った」と説明している。