MVNOカウンターでは、周りを取り囲むように、メーカー別にSIMロックフリーのスマートフォンが陳列されており、昨今の投入機種の拡大を受けて、非常に多くの機種が一堂に会している。その中でも什器を含めて圧倒的な存在感を出しているのがプラスワン・マーケティングの「FREETEL」だ。大手3キャリアよりも力を入れて販売するのか? との問いに松月氏は「大手3キャリアの方が販売面積は大きく、対応できるスタッフの数も多い。MVNOカウンターは、今までの倍以上のお客様に対応できるコーナーをつくった形」とする。
ヨドバシカメラの店頭では、存在感を見せている「FREETEL」をはじめ、キャリアやブランドが乱立している状態だ。ではヨドバシカメラとして何をプッシュしていくのか。「FREETELは端末、SIMカード、アプリと総合的で、大手3キャリアと同じ位置づけと考えている。FREETELの端末は低価格で、それがお客様にかなり支持されている。たくさんのお客様が来てくれるので、それなりのコーナーを設けている」と、FREETELコーナーの拡大は実情に見合った内容という考え。一方で、「さまざまな商品を取り扱うのがヨドバシカメラの商売。SIMカードは13の事業者を取り扱っている。音声SIMの即日開通は10の事業者が対応している。事業者を1つだけ推すということは考えていない」(松月氏)ともしている。