(3)スマイルKYT活動
危険・予知・トレーニングの頭文字からなるKYT活動は、従業員に対して労働災害事故を防ぐ意識づけを強めるために行われている。「スマイルと帰ろう!」のスローガンのもと、各種の研修を実施。従業員の危険感受性を高め、作業の中に潜んでいる危険の芽を予知することで、従業員を労働災害から守る狙いがある。
(4)不安全状態を改善するリスクアセスメントの実施
職場に関わるさまざまな危険性や有害性を見積もり、評価されたリスクを低減するための優先度を決め、低減措置を実施している。
これらの取り組みにより、15年度の休業労働災害発生率は、前年比約26%減少する効果をあげている。
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■安全性の確保と作業の効率化を両立するために
CCEJでは、労働災害が発生するメカニズムを次のように分析している。思い込みや先入観、無意識な動作やくせなどによる「人間の持つ特性」と、“面倒なので省略しよう”“他の人もやっているから”という安全軽視を許す「職場風土」だ。企業が持つ永遠の課題ともいえる、「安全性の確保と作業の効率化」をどう管理すべきか。
2年以上、無事故が続く同社岩槻工場の製造統括部岩槻工場工場長の中山秀樹氏と製造課課長の平山隆之氏に話を聞いた。
「徹底した社内教育や研修も受けています。また、安全が大事だということは誰でも理解しているのです。その上で大切なのは、管理する側の基準を合わせることです。担当者の安全意識が高ければリスクは小さくなるが、意識が低ければリスクは大きくなります。意識の高低により現場への指示にもばらつきが出ます。それでは部下たちは戸惑い、会社への信用を得られません」