米フェイスブックは12日、人工知能(AI)の開発を支援する技術者用ソフトの試験版の提供を始めたと発表した。利用者とメッセージをやりとりするアプリの開発を促す。買い物などで利用者の利便性を高める。
年次開発者会議で明らかにした。会議では「スニーカーが欲しい」と打ち込むと「価格帯は」と尋ね返すなどし、注文を確定させていくアプリなどが紹介された。
こうした会話型アプリは「チャットボット」とも呼ばれ、米マイクロソフトも開発を後押ししている。店舗で店員と会話するように、きめ細かなサービスを受けられるようにすることが狙いだ。
IT大手は、ネット通販がカタログを眺めるような従来の方式から、チャットボットを活用する形に移行するとみており、顧客囲い込みのため開発支援を進めている。(共同)