スイーツ店に使い勝手のよい機能を搭載しているECホールディングスが製作したサイト【拡大】
全国菓子工業組合連合会によると、つくって販売しているスイーツ店舗は約3万2000店と推計され、うち過半数が3人以下の零細規模とみられる。スイーツ業界向けのeコマースサイトは、システム開発をすると初期費用として数百万円かかるとされる。このため、中小零細店にとって負担が重く導入は進んでいない。しかしECチャレンジはパッケージなので、初期費用と月額利用料以外は費用が発生せずに機能を利用できる。
同社は会社設立以来、主にスイーツ店のサイト製作を受注してきた。自社でもスイーツブランド「チャプチーノ」を2010年に立ち上げて、eコマースとともに実店舗も複数運営するようになる。
現在、売上高のうち、eコマースサイト運営事業が70%で、スイーツ卸小売り事業が30%だが、今後eコマース関連を強化していく。
井関貴博社長は「中小零細店の経営は厳しいが、eコマースに参入することで商圏を広げて売り上げを伸ばすチャンスにしてほしい」と導入を呼びかけている。(佐竹一秀)