インフラ企業、被災地へ支援部隊 道路通行止めで物流は遅れ

2016.4.18 05:00

 熊本県を中心に規模の大きな地震が相次ぎ、民間企業による支援の動きも拡大した。電気やガスなどのライフライン復旧へ人員を派遣。ただ、高速道路の通行止めで物流には遅れが出ており、支援への影響が懸念されている。

 熊本県内で大規模なガスの供給停止が起きており、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスなどが1800人以上の復旧応援隊を派遣する。

 電力支援では、九州電力からの要請を受け、北海道、東北、東京、中部、北陸、関西、中国、四国の大手8社も復旧に当たる作業員の派遣を決めた。現地で電力供給できる高圧発電機車や高所作業車も出動させ、停電地域で電気を供給したり壊れた電柱を直したりする。

 一方、佐川急便は、被害の大きかった熊本県内の市町村を中心に、集配の見合わせが続いた。宮崎や大分、鹿児島向けも1日から半日の遅れが出ているという。

 ヤマト運輸は中止していた宮崎への荷受けを、一部地域で再開した。

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