名門「三菱グループ」に再び試練 三菱自不正問題、苦悩する御三家 (2/2ページ)

2016.4.22 07:14

三菱自動車の燃料試験における不正行為に関して記者会見する相川哲郎・取締役社長兼COO(右)ら=20日午後、東京都千代田区の国土交通省(伴龍二撮影)
三菱自動車の燃料試験における不正行為に関して記者会見する相川哲郎・取締役社長兼COO(右)ら=20日午後、東京都千代田区の国土交通省(伴龍二撮影)【拡大】

 永易氏は今回の不正について「とにかく事実関係の把握が最優先」と強調したが、三菱グループ29社で構成する「金曜会」で支援する考えも示唆した。

 金曜会は、毎月第2金曜日に例会を開くことから、この名がついた。親睦会だが結束力が強く、現在は三菱UFJ銀の平野信行会長が代表を務める。

 リコール隠し問題では御三家が「三菱ブランドを守る」と団結。グループのメンツを懸けて経営陣の派遣や巨額の金融支援などの再建策をまとめ上げた。

 ただ、ある三菱グループ幹部は「今回の不正は、安全にかかわるリコール隠しとはやや異なる。三菱自が真摯(しんし)に対応すれば乗り切れる」と分析する。

 一方、別の関係者からは「『またか』という気持ちだ。今後、販売不振に見舞われて財務が悪化する」と懸念する声も聞かれる。各社とも、まずは三菱自の対応を見守る方針だ。

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