【試乗インプレ】PHEVって楽しい! 三菱アウトランダーで行く「電気オンリー」のアウトドア (1/6ページ)

2016.3.30 06:55

  • 写真では分かりづらいですが、料理開始直後からしんしんと降雪。前日まで春の陽気だったんだけど…!
  • 初期型よりはるかに精悍さを増したアウトランダーPHEV
  • アウトランダーPHEVのサイドビュー。後ろの山は雪化粧
  • 端正なリヤビュー。前日までのぽかぽか陽気はどこへ…
  • インテリアはなかなかの質感。スイッチ類の配置もグッド。純正ナビはちょっと使いづらかったかも…
  • ジョイスティックタイプのセレクターレバー。操作は簡単
  • PHEVのエンジンルーム。左が2リッターエンジン。右隣のシルバーのユニットが、モーターを駆動するPDU
  • まずはコーヒーを淹れる。もちろん電気ケトルで
  • 電気ケトルでお湯を沸かして優雅なコーヒータイム。寒いから体が温まる!
  • ラゲージルームのコンセントから電力を取り出し、家電をそのまま使える便利さがこのクルマの魅力
  • 電気ケトルでお湯を沸かして優雅なコーヒータイム。大自然に囲まれて飲むコーヒーはまた格別
  • コーヒーを飲んでリラックス。アウトドアって気持ちいい!鳥だって寄ってくる
  • 電動テールゲートを開けたアウトランダーPHEV
  • アウトランダーの前席。シートの座り心地には満足
  • シート幅1280ミリ、座面は445ミリ。余裕のレッグスペース。これなら後席でも快適
  • ラゲージルームの100Vコンセントから電力を取り出す。フロアコンソール背面にも2極コンセントを備える
  • 広々としたラゲージ。荷室部の室内高は900ミリ以上を確保。後席を前に倒せば大人2人が横になれるスペースもある
  • アウトドアでも電気を使って簡単クッキング。年季の入った鍋は愛用品なので、大目に見てください!
  • 作ってもすぐに冷める!でも、これはこれでオイシイ
  • アウトドアで食べる料理はかなり美味しかったが…とにかく冷めるのが早い!
  • 湖を眺めながらコーヒーを飲んでいたら、一羽のカモが遊びに?やってきた
  • LEDリヤコンビランプ。部分的に乱反射する宝石のようなデザインは、三菱の「スリーダイヤモンド」を意識しているのかもしれない
  • サイドにはモーター駆動をアピールする「EV」のロゴ
  • タイヤサイズは225/55R18
  • フォンデュを食べて分かったこと-。炭酸飲料を飲みながら食べないと、だんだんチーズがクドくなる…!
  • フランスパン、プチトマト、オリーブオイルで煮込んだ豚肉、エビ、ニンニクをチーズフォンデュで味わう。トマトとエビが美味。
  • 「ダイナミック」を意識したフロントフェイス。確かに初期型よりも迫力があります
  • エアコン吹き出し口の下に並ぶ3つのスイッチ。右のボタンを押すとAC100Vの給電機能がオン/オフに切り替わる
  • 受け入れやすいデザイン。決してやり過ぎていない感じがカッコいいと思いませんか?
  • 電動のテールゲート。もちろん手動でも開閉可能
  • フロアコンソール背面のAV100Vコンセント。プロペラシャフトがないので、フロアの段差も抑えている
  • 鋭利なデザインを採用したLEDヘッドランプ
  • LEDテールランプの三本線がきれいに浮かび上がる
  • 撤収時にヘッドライトの光を浴びるアオサギ。もしかしてサヨナラを言いに来てくれた?
  • いろんな車を見るたびに「パワーウインドウのスイッチデザインがもう進化することはないのだろうか…」と考えてしまう。二十年以上も前から基本のカタチが変わらないことに物足りなさを感じてしまうのは自分だけ?
  • アウトランダーのインテリア。デザインはいたって普通だが、スイッチ類の配置など使い勝手はいい
  • LEDリヤコンビネーションランプ。金属のオーナメントもいいアクセントに
  • メーターパネル。ガソリンのほか電池残量も確認できる。左側のメーターは「パワー」「エコ」「チャージ」で現在の走行状態を針で示す
  • とても便利なマルチアラウンドモニター。車両を真上から見下ろすバードアイビュー機能付き
  • ラリー仕様のアウトランダーPHEV(2015年東京モーターショー)
  • ラリー仕様のアウトランダーPHEV(2015年東京モーターショー)
  • ルーフに自転車を積んだアウトランダーPHEV。もしかすると今回試乗した広報車かな?(2015年東京モーターショー)
  • ラゲージの床下収納。AC100V充電ケーブルもここに収納できる
  • パーキングエリアに設置された急速充電器。石川PAは1基のみ
  • カードをかざして認証されると充電が可能になる
  • プラグを差し込む。写真が暗くて見づらいが、左の差込み口が普通充電用で、右が急速充電用
  • 文字通り「プラグイン」して充電開始
  • EV用の駐車スロットは2つあるが、充電スタンドは1基。先客がいる時は待つことになる
  • 急速充電中のアウトランダーPHEV
  • 充電中は電力量、電池残量、残り時間などの情報が表示される
  • 中央道の石川パーキングエリアで充電する。30分近くかかるので、その間に牛丼をかき込んだ
  • 2代目アウトランダーPHEVの初期型
  • 2代目アウトランダーPHEVの初期型


 「PHEVって聞いたことはあるけれど…イマイチよく知らない。面白いの?」。今週の試乗インプレは、そんなあなたにとって目から鱗が落ちるような情報が想像以上に詰まっているかもしれない。ひょっとすると、あなたのライフスタイルを変えるきっかけになるかもしれない。なぜなら、これまでPHEVにさほど関心のなかった筆者でも、今回の試乗を通してPHEVでしか味わえない生活や楽しさを発見してしまったからだ。三菱自動車の「アウトランダーPHEV」をドライブして体験した“新しいカーライフ”をぜひ紹介したい。(文・カメラ 大竹信生)

 PHEVとは?

 今回試乗した三菱自動車のSUV「アウトランダー」は、PHEVとガソリン車の2タイプをラインアップしている。PHEVとは「プラグイン・ハイブリッド・エレクトリック・ヴィークル」の略。電気を意味するエレクトリックの「E」を外してPHVと呼ばれることも多い。仕組みを簡単に言うと、外部電源からプラグを通して駆動用バッテリーに直接充電できるハイブリッドカー(HV)だ。HVは基本的にエンジンとモーターを効率よく組み合わせて走るエコカー。アウトランダーは、2つの電気モーターを車体の前後に1機ずつ、2リッターのガソリンエンジンをフロントに1つ搭載している。PHEVは、このモーターを動かすのに必要な電気を、自宅のコンセントや全国の充電スポットから直接取り込むことができるクルマというわけだ。

 イマイチからイケメンに

 アウトランダーの注目ポイントや走行パフォーマンスを語る前に、ちょっと触れておきたいことがある。現在が2代目となるアウトランダーは2012年10月に発売されたが、これがかなりの販売不振にあえいだようで、昨年6月にマイナーチェンジを実施した。

 一番目立つ変更点は何と言ってもエクステリアだ。初代がきれいにまとまったデザインだったこともあり、2代目が登場した時は筆者も正直がっかりした。全体的にシャープさに欠けるのっぺり顔で、子供のころから見てきたパジェロやランエボといったハッキリ顔の“三菱らしさ”は欠片もなかったのだ。それが今回、大掛かりなフェイスリフトを施すことでかなり精悍さを増した。皆さんも、見た目を我慢してまで自動車を買いたいとは思わないだろう。どうせなら「カッコいいじゃん!」と思わず笑顔になるクルマに乗りたいはずだ。

 そんな紆余曲折を経て“イケメン”に変身したアウトランダーをいざ走らせてみた。発進した時の第一印象は「めちゃくちゃ静か」。モーターがスイーッと滑らかに立ち上がり、「ひょっとして浮いている?」と感じてしまうほどスムーズな出足だ。

アウトランダーの何がスゴイのか

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