優れた走行パフォーマンス
アウトランダーのモーター走行はスピードを上げても静粛性が驚くほど高い。滑らかで力強い加速感やレスポンスの高さには正直驚いた。車重1880キロのミドルサイズSUVを軽々と動かす力があるのだ。エンジンをメーンの動力源にして走っても、あまりノイズは聞こえない。吸音材や遮音材も向上しているので、モーター走行とエンジン走行が切り替わった時にさほど違和感がないのだ。
ハンドリングもピンポイントの鋭さはないが、ドライバーの要求にしっかりと応える操舵性がある。全高1710ミリと背は高いが、バッテリーを車体中央部に搭載しているので、重心が低く操縦安定性も抜群。高速走行時も不安は一切ない。サスペンション性能やボディ剛性もかなり高いレベルに仕上がっており、シートも程よいサポート力があるので、長時間ドライブも苦にならない。シートポジションが高いので視界は良好。ヘッドクリアランスやレッグスペースはかなり余裕があって、車内はすこぶる快適だ。
アウトランダー最大の魅力
さて、このクルマの最大の魅力は何と言っても「外出先で気軽に電気が使える」ということ。バッテリーの電気を使って様々なアウトドア・アクティビティが楽しめちゃうのだ。給電機能を持ったクルマはほかにもあるが、アウトランダーの最大出力は1500Wという大電力。ほかのクルマはオプションで100V電源を付けても、出力はせいぜい100W。これでは携帯電話やゲーム機を充電することしかできない。逆に1500Wもあれば、パソコンや電子レンジ、冷蔵庫やヘアドライヤーなどなんでも使うことができる。これまでのクルマの概念を変える大エネルギーだ。
だったら実際に大電力を使ってみよう!ということで、「電気しか使わないアウトドア」を試してみた。電気調理器具や食材、テーブルやチェアを積み込んで富士五湖へいざ出発。途中、談合坂SAで充電しようとしたが、2基ある充電スタンドはすでに日産リーフとi-MiEVが使っており、その後ろには初期型の2代目アウトランダーが待機中。この辺のインフラはまだまだ不便さを感じた。ちなみにアウトランダーは、30分の急速充電で約80%までバッテリーをチャージできる。