「伊勢物語」で人気の2品。「お伊勢詣りの伊勢うどん(680円)」(右)。160グラムの松阪牛を使った「松阪牛のあぶり照り焼バーガー(1980円)」(左)は三重県産の濃厚なみかんジュースを1杯サービス。今後はテークアウトも予定している【拡大】
5月26、27日に三重県伊勢市賢島で主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が開催される。伊勢のご当地グルメの一つ「伊勢うどん」がじわじわと人気となっている。
伊勢うどんとは、約400年も昔から伊勢市周辺で食べられてきた伝統あるうどん。太い柔らかめの麺に甘めのしょうゆタレを絡ませて食べる。伊勢神宮を参拝する旅人の疲れた体に負担をかけないようにできたとも言われている。ふわふわした食感と麺に絡む甘めのタレは、コシが強くだしで食べるイメージを覆すうどんだ。
飲食店情報検索サイト「ぐるなび」に伊勢うどんを掲載している飲食店数は、この1年間で1.3倍、検索数は2.8倍にも増加。伊勢志摩でサミットが開催されることが発表された昨年6月を境に伸びており、伊勢志摩サミットの影響は大きいと言えるだろう。加えて、ここ数年続くB級グルメのブームで各地のご当地グルメへの関心が高まったことや、伊勢神宮への参拝者の増加なども、徐々に認知が広がる背景にありそうだ。
都内唯一の伊勢うどん専門店「ISE-UDON BAR 伊勢物語 GINZA」では、釜玉うどんやみそ煮込みうどんなど7種類にアレンジされた伊勢うどんを提供している。「主人が麺類が好きで、各地の麺を食べ比べているうちに伊勢うどんのおいしさにひかれて提供を始めました」と語るのは、同店のオーナー、みっしぇるさん。系列店では20年ほど前から提供を始めており、昨年の10月にうどんをはじめ伊勢の食材に特化した同店をオープンした。