
24日、北京で開かれた記者発表会で、2018年の中国でのPHV導入を発表するトヨタ自動車の大西弘致専務役員。中国では昨年発売した「カローラ」「レビン」のハイブリッド車の売れ行きが好調だ(川越一撮影)【拡大】
トヨタ自動車は24日、2018年に家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)を中国市場に投入すると発表した。現在は日本でのみ生産しているが、初めて現地生産する。中国でも自動車の環境規制が強化されており、環境対応車の普及を目指す。
小型車の「カローラ」と「レビン」にPHVを追加して発売する。両車種ともに現地で開発したハイブリッド車(HV)を既に販売しており、この技術を基に、中国の研究開発センターで開発を進める。
PHVは走行時に発電した電気を活用するだけでなく、家庭でも充電できるのが特徴。中国政府も環境対応車として、電気自動車(EV)とともに普及を後押ししている。
トヨタの大西弘致専務役員は北京市で開いた報道陣向けイベントで「トヨタの中国市場に対する意気込みの表れだ。優れた製品と技術を導入し、中国事業を着実に発展させたい」と述べた。(北京 共同)