地震保険受付数、6万8913件に

2016.4.26 05:00

 日本損害保険協会は25日、熊本県や大分県を中心に相次ぐ地震に関係した地震保険の事故受付件数が6万8913件に達したと発表した。国内で営業している損害保険会社29社が21日までに受け付けた分を集計した。気象庁は引き続き強い揺れへの警戒を呼びかけており、同協会は損害がさらに拡大するとみている。

 県別では熊本(6万526件)▽大分(3797件)▽福岡(3533件)-の順に多かった。事故調査の依頼のほか、補償内容などに関する相談や問い合わせを集計した。

 こうした中、損保各社は損害状況の把握や保険金の支払いを迅速に進めるための取り組みを強化。契約者が被害状況を自己申告できる措置を一部実施しているほか、立ち会い調査やコールセンターの増員を図っている。

 地震保険は地震だけでなく、津波や火山の噴火で住宅や家財が受けた損害を補償する保険。損害保険料率算出機構によると1月現在の保有契約件数は約1682万件(速報値)。2011年の東日本大震災では約1兆3061億円、1995年の阪神淡路大震災では約783億円の地震保険金が支払われた。

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