米グーグルが大手と提携 自動運転車を共同開発

2016.5.4 11:03

試作車のベースとなる、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のミニバン「パシフィカ」(FCA提供・共同)

試作車のベースとなる、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)のミニバン「パシフィカ」(FCA提供・共同)【拡大】

 米IT大手グーグルは3日、欧州自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と自動運転車を共同開発すると発表した。グーグルが自動車大手と直接提携して開発するのは初めて。

 グーグルは、自社設計の試作車やトヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」を独自に改造した車両で試験走行を重ねてきた。各社との開発競争が強まり、FCAの技術を取り込んで早期の実用化を目指す。

 FCAのハイブリッド車のミニバン「パシフィカ」に、自動運転に必要なコンピューターやセンサー類を組み込む。年末までに導入して公道試験を開始し、100台を製造する。

 自動運転車を巡っては、米自動車大手フォード・モーターや配車大手ウーバー・テクノロジーズなどが4月、米政府に統一基準づくりを促すための連合を設立するなど、実用化に向けた動きが加速している。(共同)

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