加えて、今年11月から来年度にかけて全店舗にタブレットを2台ずつ配り、既存端末より商品を発注しやすくする。タブレットには各従業員が何時にどんな仕事をすればいいか案内する機能も盛り込む。働き始めや高齢の人も効率よく棚の整理や清掃ができるようにして、その分、接客や店内調理の時間を増やす。外国人客の増加で従業員が精算時に戸惑う場面が多くなっており、来年11月以降は多言語に対応したレジのシステムも導入し、年齢確認などをしやすくする計画だ。
平均日販はローソンの54万円に対し、首位のセブン-イレブン・ジャパンは65万6000円。セブンは1万8000店超の店舗数を背景に食品や飲料大手との商品の共同開発で先行してきた。業界再編の余地は限られ、働き手不足も顕著になる中で、ローソンは売れ筋などを分析する精度の向上が生き残りの鍵となっている。