サーベイリサーチセンター(東京都荒川区)は、熊本地震が発生した際の訪日外国人旅行者の避難行動に関する調査を実施した。それによると地震の発生時に困ったことは「外国人向けの地震避難マニュアルがなく、行動が理解できなかった」が36.5%と最も多かった。
また、全体的に言語をめぐるサービスへの不満が多かった。政府は東京五輪が開かれる2020年に、訪日外国人旅行者を15年の約2倍となる年間4000万人まで引き上げる計画を進めている。旅行者の安心感を高めるためにも、外国語対策の強化は喫緊の課題だといえる。
役立った情報源で最も多かったのは母国のウェブサイト。40.9%が主な情報源と回答した。日本語の防災行政無線・広報車、消防車などは4.3%にとどまった。
災害発生時の対応は「母国語マニュアルを配布してほしい」が62.6%と最も多く、「避難誘導などを分かる言語でしてほしい」(58.3%)が続いた。
今回の調査は地震発生時に九州地方に滞在していた訪日外国人旅行者を対象として、福岡空港国際線ターミナルで実施。115人から回答を得た。