パッケージ全体のデザインはシルバーメタリックで統一され、レギュラーは青、メンソールは緑のロゴとラインが印象的。安っぽさは全くない。蓋を開けてみると、19本入りのため、中には若干の隙間があるように感じられる。前述の通り直径7ミリなので、外付けのパイプフィルターは使えないため注意が必要だ。
レギュラー、メンソールの順で吸ってみる。確かにタール1ミリグラムにしてはしっかりとした味わいだ。レギュラーはクセがなく、LARK伝統の濃厚で力強いフレーバー、メンソールはさわやかなミントのフレーバーがそれぞれ広がる。においも確かに少ないと感じた。このクオリティーでこの価格はインパクト大といえる。
2010年のたばこ税の大幅増税で、それまで1箱300円台だったメジャーなたばこ銘柄の価格は一気に400円台まで値上がりした。たばこと一緒にガムもしくは缶コーヒーなどを買っても500円以内だったのが、増税以降は難しくなってしまった。サラリーマンのお小遣いが厳しいと言われる昨今、この新製品ならワンコイン(500円玉)でたばこ以外にもう1品買えるというのは大きなセールスポイントにもなるだろう。
メインターゲットとしているのは、男性の成人喫煙者で30~40歳台。同社では、LARKブランドの主力にするという意気込みで、店頭などでのプロモーションも積極的に展開していく予定だという。(本間普喜)