西鉄がインバウンド戦略で復興けん引

2016.5.23 10:00

記者会見する西日本鉄道の倉富純男社長=18日、東京都中央区

記者会見する西日本鉄道の倉富純男社長=18日、東京都中央区【拡大】

 西日本鉄道(福岡市)は都内で開いた事業戦略説明会の中で、訪日外国人客の入国から出国までをワンストップで展開するインバウンド戦略を明らかにした。玄関口である福岡・天神地区の再開発を推進するほか、熊本や大分など九州の主要都市を結ぶ高速バス乗車券の販売を韓国や台湾などで拡大を目指す内容だ。倉富純男社長は「熊本地震による九州経済の停滞を食い止めたい」と復興への貢献を目指す決意を表明した。

 西鉄の試算によると、2020年の福岡空港・博多港の外国人入国者数は、360万人(2015年は208万人)に拡大する見込み。西鉄は、2628億円規模の新しい市場の誕生に対応し、街づくり、交通、モノ、コト、ホテルの5つの戦略で、外国人客の九州地域への観光をおもてなしする狙いだ。

 天神エリアに4月グランドオープンした大型空港型免税店やアイドルグループHKT48の本拠地「西鉄ホール」を核に買い物やエンタメの機会を創出する。また、「乗ることが目的になる」ような魅力的な新型観光列車の導入を検討するほか、ホテル事業を国内外で積極展開する。

 また、西鉄は2016~18年度の中期経営計画と2025年度を見据えた長期ビジョンを策定し、最終年度の18年度連結営業利益目標を210億円に定め、25年度には300億円に拡大させる計画をイメージとして示した。

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