トヨタ自動車は24日、スマートフォンを利用した米国の配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズと提携し、今月末までに出資すると発表した。自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア(相乗り)」が発達している国・地域でウーバーの運転手に対する自動車リースなどを行う。日本は対象に含まれないという。
米自動車最大手ゼネラル・モーターズ(GM)はウーバーと競合する「リフト」に対し、今年1月に5億ドル(約550億円)の出資を発表。トヨタはライドシェアの分野でGMに対抗する。
トヨタの金融子会社トヨタファイナンシャルサービス(名古屋市)と、トヨタなどが出資する「未来創生ファンド」がウーバーに出資。金額は公表していない。
実施地域などは今後詰めるという。トヨタが2020年に高速道路での実用化を目指している自動運転車の開発でも共同で実験する可能性がありそうだ。(共同)