ホンダ伝説のバイク、異例の人気 「CRF1000L」17年ぶり再登場 (1/6ページ)

2016.5.23 07:44

約17年ぶりに復活したホンダのバイク「CRF1000Lアフリカツイン」=埼玉県朝霞市
約17年ぶりに復活したホンダのバイク「CRF1000Lアフリカツイン」=埼玉県朝霞市【拡大】

  • 「CRF1000Lアフリカツイン」の開発に参加した本田技術研究所の小松昭浩研究員、飯塚直主任研究員、山倉裕研究員(左から)=埼玉県朝霞市
  • エンジンハンガーを増やした新設計
  • ホンダが約10年ぶりに投入するNSXの生産拠点となった米オハイオ州の工場

 アフリカツイン 異例の人気

 ホンダが2月22日に国内で発売したバイク「CRF1000L アフリカツイン」が、人気を呼んでいる。1980年代に世界有数の過酷なレース「パリ・ダカール・ラリー(パリダカ、現ダカール・ラリー)」を連覇した車種の市販モデルとして誕生したアフリカツインの名称を約17年ぶりに復活。オフロードでの高い走行性能など伝統を継承しつつ最新技術を駆使し、発売約1週間で受注が年間計画の1000台を超え、低迷する国内市場で異例の好発進となった。

 入社以来の悲願

 入社以来の悲願を実現できる-。開発子会社、本田技術研究所二輪R&Dセンターの山倉裕研究員(現・同社東南アジア現地法人研究員)は2013年に開発をスタートする際、胸の高鳴りを抑えられなかった。

 アフリカ西端の都市ダカールを目指すレースを想定し、2気筒(ツイン)エンジンを搭載するアフリカツインは1988年の初代発売以来、世界で累計約7万3000台を販売した。だが、大型車市場でのスポーツ車人気に押され、99年に生産を終了。同年に入社した山倉氏は現在も旧モデルを保有する熱烈なファンの一人として、社内で「アフリカツインをつくりたい」と訴え続けた。

市場でも長距離ツーリングやオフロードを走る大排気量の…

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