中国語でコンビニは「方便店」もしくは「便利店」と表記される。基本的に日本同様24時間営業の店舗が主体だ。
日系のコンビニは、セブン-イレブン(7-11)、ファミリーマート(全家)、ローソン(羅森)といった大手が中国でも競って店舗を展開している。ファミマとローソンが上海、セブンが北京を拠点に、それぞれ店舗網を広げつつある。現地資本のコンビニもあるが、日系の店舗運営ノウハウとの間にはまだ格差がある。
日系のコンビニは、各社とも日本流をベースに現地向けに改良したサービスを展開している。おにぎりやおでんの販売など日本と類似した商品もある。だが、店内で調理され、ご飯とその上にのせるおかずの組み合わせを自由に選べるセブンの温かいお弁当(一種の丼)など、昼食時には長蛇の列ができるほどの人気商品となっている。これなど現地の消費者ニーズに細かく対応した日本型サービスの典型だろう。
日本国内のコンビニ同様にキャッシュレス化も進んでおり、スマートフォンによる決済などは日本より進んでいる部分もある。
各社とも店名の漢字表記などは日本と異なるが、店舗で使われている看板などのデザイン、配色は共通だ。訪日中国人旅行者の中には、中国のチェーン店が日本に進出していると勘違いする人もいそうだ。それほど中国でも日系のコンビニは身近なものとなりつつある。