三菱自の補償拡大、財務リスク懸念 日産と資本業務提携で正式契約 (2/2ページ)

2016.5.26 06:36

東京都港区の三菱自動車本社のショールーム=4月22日、東京都港区(早坂洋祐撮影)
東京都港区の三菱自動車本社のショールーム=4月22日、東京都港区(早坂洋祐撮影)【拡大】

 また、資産査定にも懸念は残る。台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業の傘下に入るシャープは、買収直前に将来債務になる恐れのある「偶発債務」の存在が判明し、ホンハイが出資額を見直す事態になった。日産幹部は「シャープのようなことがあれば、出資額の見直しはあり得る」と語る。

 さらに、不祥事が再発するようなことがあれば日産にも大きな打撃になる。野村証券の新村進太郎クレジット・アナリストは、「(提携による)東南アジアの販路開拓は日産の競争力強化につながる」と評価する。その一方で、不祥事が再発すれば「日産にとって三菱株の価値下落で財務に打撃になるうえ、共同開発車などが対象になれば補償を求められる恐れもある」と指摘した。

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