新体制の社長候補とささやかれるのが、4月に三菱自の常務執行役員に就いた白地氏だ。三菱商事時代は自動車事業本部長を務め、益子氏と同様に一貫して自動車畑を歩んだ。白地氏は25日の会見で副社長就任の抱負について「今、置かれている状況は大変厳しいが、この会社を良くするためしっかりやりたい」と力強く語った。
一方、三菱自は、不正の再発防止に向け、提携前から日産の支援をあおぐ。
6月の株主総会で退任する三菱自開発部門トップの中尾龍吾副社長の後任には、日産元副社長で、開発部門を率いた山下光彦氏を招くことを決めた。燃費不正の舞台となった開発部門の抜本改革は、日産主導で進める必要があると判断したためだ。三菱自は開発の現場でも日産の技術者を受け入れる。
このほか、副社長には三菱東京UFJ銀行専務執行役員の池谷光司氏を招く。三菱グループが三菱自の経営を支える体制は、提携後も維持される見込みだ。