
熊本地震による家財の被害状況を調査するAIU損害保険の女性社員(右)=4月30日、熊本市南区【拡大】
AIU損害保険は、熊本地震に襲われた契約者の被害調査に初めて女性社員を投入した。災害被害の立会調査は男性社員が担当してきたが、女性目線のきめ細かな配慮や気づかいが被害者に受け入れられ、特に女性契約者から喜ばれているという。これを機に、女性が活躍する業務範囲の拡大にもつながりそうだ。
「ドアを開けた瞬間、女性のお客さまが自分たちの顔を見て安堵(あんど)された様子だった」。4月30日、被災地の熊本市に住む女性契約者宅を訪問した女性社員はこう感じ取った。
男性に対して抱く抵抗感がなくなった契約者に、女性社員はタブレット型端末を使って家財の損害状況を質問し損害程度を認定していった。同端末には地震保険用損害調査の算定アプリが搭載されており、東日本大震災で保険金の迅速な支払いに効果を発揮。今回の熊本地震でも女性社員の経験のなさをカバーしている。
女性目線も立ち会い現場で好評を得ている。訪問時にスリッパを持参したり、部屋を汚さないように持参したタオルの上にバッグを置いたりする気づかいが喜ばれているという。