スマートフォンを利用した米国の配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズが欧州自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)など複数の自動車メーカーと提携交渉を進めていることが8日、分かった。米国などの複数のメディアが報じた。自動運転車の開発に絡み、交渉を活発化させているとみられる。
トヨタ自動車も5月に金融子会社などを通じて出資し、提携すると発表したばかり。
トヨタはウーバーの運転手に対する自動車のリースなどで連携するとしており、東京五輪が開かれる2020年ごろの実用化をめざす自動運転車の開発でも実験などで協力する可能性があるとみられる。FCAはIT大手グーグルと自動運転車の開発で協力すると公表している。FCAは米インターネット通販大手アマゾン・コムと、自動運転車を使った宅配事業で提携協議に入ったと報じられた。初期段階で、実現するかは流動的という。(共同)