赤外線で「開眼片足立ち」などを簡単にチェック【拡大】
また、測定記録を紙やパソコンなどに手入力しレポートを作成していたが、一連の作業も自動化できるようになる。
新システムの価格は60万円から。主なターゲットとなるのは介護予防サービス事業所だが、スポーツクラブや多機能型温泉などにも事業展開し、3年間の累計で10億円の売り上げを見込んでいる。また、ロコモヘルパーを通じて蓄積した情報を踏まえ、介護だけでなくリハビリなど幅広い領域への応用も検討していく。
厚生労働省の2013年の調査によると、骨折・転倒や関節疾患など運動器機能症候群(ロコモティブシンドローム)が原因となって要支援になった比率は38%、要介護の比率は19%に達する。健康寿命を延ばすためにも、ロコモの知名度を向上させることが課題となっている。