来場者の増加を牽引(けんいん)するのが中国や台湾などアジアを中心とする外国人だ。15年度の全体の来場者数は前年度比で119万人減ったにもかかわらず、外国人は逆に24万人増えた。外国人比率は6%と震災以降、右肩上がりで上昇している。
TDRは外国人を取り込もうと、今年3月から待ち時間が少なくアトラクションに入場できる「ファストパス」やホテルの宿泊などがセットになった商品を販売。また、これまで場内の地図は日本語以外では英語、中国語、韓国語で作成していたが4月からはタイ語とインドネシア語を加えた。幅広い国から来場者を増やす狙いだ。
岩井コスモ証券の川崎朝映シニアアナリストは、上海の開園によるTDRの来場者への影響について「短期的にはマイナスだが、ディズニーの楽しさを知った中国人が増えれば長期的にはTDRにプラスになる」と指摘する。実際、香港ディズニーランドが開園した05年度のTDR来場者は減少したが、06年度は前年度比4%増に転じ、その後も増加傾向をたどっている。