
くら寿司は、「すしやのシャリカレー」などのアイデア商品で好業績を続ける【拡大】
好業績の要因は、消費者を飽きさせない寿司そのものにある。毎月1回、金曜から翌週木曜までの1週間、「熟成まぐろフェア」「極上かにフェア」などと銘打ち、お得感のある高級ネタが味わえるフェアを展開。今年5月には定期のフェアとは別に、「株式上場15周年記念キャンペーン」で「熟成大とろ」を通常の半額で提供した。
産地とタイアップし、期間限定で提供する独自ネタも幅広い層から支持を得ている。愛媛県宇和島市の水産商社「宇和島プロジェクト」と共同開発したフルーティーフィッシュはその代表格。昨年はギンザケの養殖に成功し「みかんサーモン」として発売し、今年は国内だけでなくアメリカの店舗でも提供している。
業界を先導するサイドメニューの開発力も健在だ。火付け役となったのが構想から商品化まで約10年を費やし、12年11月に売り出した「7種の魚介醤油らーめん」。これまで累計2300万杯を超える大ヒット商品となっている。昨年7月にはすし飯を使った「すしやのシャリカレー」の発売でも話題を独占した。若い世代に人気のスイーツも充実させ、同社広報宣伝部は「寿司業界の枠を超えた食のテーマパークを目指したい」と意気込む。