総会で発言する野村勝明副社長。「シャープの名前は残る」と強調した=23日午前、大阪市西区(前川純一郎撮影)【拡大】
鴻海からの出資完了後に高橋社長は退任し、鴻海の戴正呉副総裁が社長に就く。鴻海傘下でのシャープ新経営陣は、鴻海が取締役9人のうち6人を指名している。
現経営陣がほぼ退陣する節目の総会とあって株主の関心も高く、午前8時半の開場前には行列ができた。シャープ株を40年来持つという西宮市の無職、沖野武夫さん(70)は「鴻海は受託製造販売大手だが、シャープのブランド価値を理解していない。(鴻海からの)約束が二転三転しては従業員も不安になり、消費者もシャープを信頼できなくなる」と疑問を呈した。
シャープは同日午後、金融機関向けの種類株主総会を開き、新株発行のための定款変更議案を諮る。