
LG電子が発表した有機ELテレビの新製品=今年4月、東京都中央区【拡大】
有機ELパネルは韓国LG電子から調達するが、「独自の画像処理技術を用いて差別化を図る」(本間専務)としている。パナソニックは姫路工場(兵庫県姫路市)で生産するテレビ用液晶パネルからの撤退するが、有機ELテレビ市場の拡大を見越した動きなのかもしれない。
一方、鴻海の傘下に入る経営再建中のシャープは、米アップルが18年にもiPhoneに有機ELを採用することを見越し、鴻海から今後振り込まれる3888億円の資金のうち、2千億円を投じて有機ELの開発や生産ラインの構築に投入する。
シャープは、低消費電力で高精細を実現する独自液晶「IGZO(イグゾー)」が強みで、鴻海の郭台銘会長も「有機ELよりIGZOの方が生産費用面で優れている」と強調する。さらに、IGZOで使用する半導体技術は有機ELにも応用が可能という。
鴻海、シャープという日本、台湾による包囲網が、このごろ“天狗”になっている韓国を封じ込めることができるか。成り行きに目が離せない。