半導体大手のルネサスエレクトロニクスの新社長に28日付で就任した呉文精氏(60)が同日、東京都内で記者会見し、今秋にも中期経営計画を示す意向を明らかにした。分野別のシェア目標などについて数値目標を掲げ、強みとする車載用半導体の売り上げ増を目指す。
呉氏は、自動車部品大手のカルソニックカンセイ社長や、電子部品大手の日本電産副社長などを歴任した。
2013年3月期にマイナス3%だった営業利益率を16年3月期に15%にまで大幅改善させるなどのルネサスの構造改革を評価した上で、「競争力のある分野を強化し、『優勝』に目線を上げる」と宣言した。社内では、サッカーになぞらえて「何があなたのキラーパスか」と質問している。「自身は専門家ではないが、適切な質問はする。正しい答えを導きだし、方向を定める」と述べた。