
新築住宅販売が伸び悩む中、積水ハウスは住宅リフォーム事業を加速している(積水ハウス提供)【拡大】
リフォームにはお客のニーズをくみ取り、最適な提案をする「生活感覚」が必要と判断し、家庭を持ち、育児経験のある女性を積極的に採用し、女性の戦力化を進めてきた。片田さんが所属する営業所も営業職20人の12人は女性で、片田さんと同じ新卒採用4人以外は前職のキャリアも多種多様な30~50代の中途採用だ。
同営業所の所長で積水ハウスリフォームの時枝光恵業務役員は、女性活用には「女性の仕事、生活に合わせた働き方ができる環境整備が重要」と強調する。この点、積水ハウスリフォーム3社は、週休2日制か3日制を選べる独自の制度に加え、柔軟な育児休業制度や短時間勤務制度を設け、家庭、子供を持つ女性の採用増につながった。
◆市場の評価も向上
新築住宅市場が頭打ちとなる中、女性が主役の3社を中心に積水ハウスはグループ全体で成長する住宅リフォーム事業に注力。17年1月期に前期比8.9%増の1460億円のグループ売上高を予想し、将来的には売上高2000億円に引き上げ、業界をリードしたい考えだ。
目標実現へ向け、今後もグループを挙げて「女性活躍の推進」に取り組む方針。積水ハウスは、経済産業省と東京証券取引所が選定する女性活躍推進に優れた上場企業「なでしこ銘柄」に13、15、16年の3回選ばれており、女性パワーが業績向上だけでなく、市場での評価も高めている。(鈴木伸男)