【フロントランナー 地域金融】静岡銀行 地方創生の取り組み(5) (1/2ページ)

2016.7.6 05:00

「AQUAVILLAGE(アクアヴィレッジ)」
「AQUAVILLAGE(アクアヴィレッジ)」【拡大】

 ■起業家大賞受賞者の成長サポート

 ヴィレッジインクの代表取締役の橋村和徳さんは会社員時代に、自然の中で心身のバランスをとるために、仲間とキャンプによく出かけた。房総半島や三浦半島、そして伊豆半島。区画などが決まった既存のキャンプ場には飽き足らず、自分にとっての理想のキャンプ場探しに明け暮れていたという。

 そんな中で巡り合ったのが伊豆下田に第1号キャンプ場「AQUA VILLAGE(アクアヴィレッジ)」をオープンした土地だった。

 「最初は仲間内でキャンプをしていたんですが、そのうち会社の部下たちも連れて行くようになりました。そうすると、社内の風通しが格段に良くなったんです」(橋村氏)。自然との触れ合いが仕事の活力になるばかりでなく、会社の生産性向上にもつながるということを感じ取った橋村さんは、レジャーとしてのキャンプ場運営に加え、自然体験と人材研修を組み合わせれば、法人利用も獲得できるのではないかと思い付く。

 そして2009年5月、帰国した橋村さんはキャンプ場の予定地を自ら開拓。10年にアクアヴィレッジをオープンした。キャンプ場は1日1組限定で、収容人数は最大150人。料金は、大人1人1万6200円(税込み)/2日間。利用者は、東京から車で約2時間半の距離にある西伊豆の田子漁港から船で上陸する。

 秘境の地にあるこのキャンプ場は、時代も求めていたのだろう。「無人島体験ができる絶景のロケーション」ということが口コミで広がり、すぐに予約がとれないほど人気が出た。

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