【スポーツbiz】落日の獅子の隙うかがう昇り龍 (2/3ページ)

2016.7.6 05:00

プレミアリーグを制したレスターの選手らを歓迎する地元ファンら=5月16日、英レスター(AP)
プレミアリーグを制したレスターの選手らを歓迎する地元ファンら=5月16日、英レスター(AP)【拡大】

 不確定な要素が多ければ、選手の他リーグへの流出が進む。有望選手が大量流出すれば、放送権料が下落、リーグ運営に黄信号がともりかねない。

 プレミアリーグの放送権料は2016-17年シーズンから3季で95億ユーロ(約1兆809億円)と、独ブンデスリーガの16-17年シーズン(8億3500万ユーロ)とは比べものにならない。この放送権料の50%が各クラブに配分され、選手獲得の財源となる。潤沢な資金で選手を集めて活性化し、さらに放送権料を高く売り、また有望選手を獲得する。この好循環がリーグを支えてきた。

 困惑するプレミアリーグに熱い視線を注ぐ国がある。中国である。08年北京五輪で目覚め、高度経済成長で所得が急増、生活が豊かになった大都市市民には健康志向も手伝い、スポーツへの意識が高まっている。

 中国企業、オーシャンズ・スポーツ&エンターテイメント・マーケティングの最高経営責任者(CEO)、朱暁東氏は電通が共同主催した「アジアスポーツマネジメントセミナー」の席上、実態をこう分析した。

 一つは国の影響力。習近平国家主席がサッカーファンで50年までにW杯を開催すると公言した。市民の目を政治からスポーツに向けさせる狙いか。

 次に教育的な理由だ。一人っ子政策廃止に伴い、スポーツによる人格形成を目指す。

 そして経済的な理由である。サービス産業育成を目指す中国にあって、スポーツ産業の育成は大きな柱だ。いまや、北京や上海市民の平均年収は1万5000ドル(約153万円)から2万ドルにのぼる。時間と金ができてスポーツを見たい・したい・グッズを買いたい、となってきている、と朱氏は説く。中でもサッカー人気は格別だとも…。

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