
プレミアリーグを制したレスターの選手らを歓迎する地元ファンら=5月16日、英レスター(AP)【拡大】
◆移籍金総額3億ユーロ超
彼の話を証明するように、中国企業の国際サッカー界への浸透が目立つ。
不動産業主体の大連万達集団がFIFAパートナー契約を結び最高位スポンサーとなった。ネット通販最大手アリババグループは、トヨタ自動車に代わってFIFAクラブワールドカップの冠スポンサーに名乗り出た。また、ラオックスを支配下に置く家電量販の蘇寧雲商集団が伊セリエAのインテル・ミラノを2億7000万ユーロで買収、中国投資家連合(アリババ、万達など)はACミラン買収に向け、独占交渉を進めている。スペインのリーガ・エスパニョーラは、すでに20チーム中16チームが中国企業の影響下にある。
16年冬の移籍市場では中国スーパーリーグ所属のクラブが投じた移籍金が3億ユーロを超えた。プレミアリーグの2億4730万ユーロを凌駕(りょうが)し話題となった。
中国の“爆買い”はサッカー界にまで及んでいる。もしプレミアリーグが隙を見せれば、スーパーリーグがさらに根を広げていくことだろう。
まさに落日の獅子に昇り龍。中国経済の動向とも関連しているが、英国と香港のように、中国がプレミアリーグを“租借”することさえあるのでは…と思いたくなる。(産経新聞特別記者 佐野慎輔)