
デジタル機器からの防犯意識を高めるため学校に出向いての講演活動にも力を入れる【拡大】
◆主婦らを起用
被害者は女性が多い。このため調査員には同じ悩みを共有できる女性を活用している。子育て中の空いた時間に働きたい主婦らを起用。1日かけて基礎研修を受講し、先輩のサポートを受けて現場で数回の実地研修を経て独り立ちする。研修では礼儀やマナーなどのきめ細かい接客も重視する。
明朗な価格設定と女性スタッフによる安心・丁寧な対応で、個人宅、小売店、企業、学校などで調査を実施してきた。「情報漏洩(ろうえい)とプライバシーの侵害からストーカーやテロなど、重大事件に及ぶ可能性があり大切な危機管理」と盗聴・盗撮を防ぐことの意義を語る。
技術革新によって通信機器の高度化はますます進んでいく。このため盗聴・盗撮の危険性や防犯意識を高めるため、学校に出向いての講演活動にも力を入れている。被害者も加害者も出さないために、早いうちから関心を持ってもらうことを目的にしている。
今後、警備会社、ビル管理会社、ホテルなどとの提携を進めていき、「20年までには全国どこでも安心して、気軽に盗聴・盗撮の相談や依頼ができるよう展開していく」と盗聴・盗撮のない社会を実現させる。(佐竹一秀)
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【プロフィル】佐々木文子
ささき・ふみこ 秋田文化服装学院卒。アパレルメーカー、情報処理会社勤務。1999年通信販売会社、2009年ビジネスコンサルティング会社を経営。13年7月電波クリーニング販売(現・みききんず)を設立し現職。秋田県出身。
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【会社概要】みききんず
▽本社=東京都港区北青山1-3-2 クローバー青山・ONE 6階
▽設立=2013年7月
▽資本金=1000万円
▽従業員=4人
▽事業内容=防犯に関する機器の製造販売、防犯調査など