【広報エキスパート】資生堂「“戦う集団”に進化させたい」 (2/3ページ)

2016.7.14 05:00


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 --PRプランナーの取得も積極的に進めています

 2000人目の合格者も当社広報部員でした。部員には「知識は力」と繰り返し伝えています。日々の仕事で重視しているのは社会の視点で物事を捉えることです。広報部門は自社を主語に語りがちですが、社会を主語に考えることが必要です。自社の商品・サービスを社会の課題解決にどう役立てるか、というストーリー構築が鍵です。その基本は情報収集で、私自身、毎朝10紙を見ることから1日をスタートさせます。資生堂に関するニュースをメディアに取り上げていただくために、記者にいかに関心を持っていただくか。メディア研究に加え、発信内容の情報開発に注力しています。

 --具体的には

 例えば女性のトップが年々増えていることに着目。エグゼクティブにふさわしいヘアメークをテーマとしたリリースを発信したところ、ある全国紙では「働く私 輝くメーク」という見出しで5段にわたり紹介していただきました。またここ数年、「カープ女子」をはじめとしたプロスポーツの女性ファンが増えています。「スポーツ観戦ヘアメーク」というタイトルで、応援するチームのカラーを取り入れたメーク、視界を遮らないヘアスタイルを提案しました。社会動向を踏まえ、女性が求めている情報を発信していることにメディアが注目してくださっています。

 --エリア広報も強化しています

 「Think Global、Act Local」の考え方で取り組んでいます。日本中のお客さまに情報を届けるためには、全国メディアに加え、地域に根差した地元メディアへの情報発信が必要です。例えば、各地の出身社員が地元紙に掲載されると、現場のモチベーションアップにもつながります。社会と時代の視点を重視した独創的な広報活動にチャレンジし、「広報」の新たな可能性を切り開いていきたいと考えています。(エフシージー総合研究所 山本ヒロ子)

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