
マイクロソフトの「Surface Pro 4」(左)と「Surface Book」【拡大】
日本マイクロソフト(MS)は15日、タブレット型パソコン「サーフェス プロ/ブック」の主力7機種を同日から1万2000~2万5000円値下げしたと発表した。値下げ率は4.8%~11.1%。また学生向けにはさらに最大4万2000円値引きする「学生優待プログラム」を導入する。値下げにより割高感を改善し、巻き返しを狙う。
値下げ後の価格は11万2800円~31万9800円(オンラインストア価格)となった。値下げ後に10万円台となった機種の値引き率は10%前後。
学生優待プログラムに加え、学校向けにはキーボードなどとのセット購入の場合、「サーフェス プロ4」を10%割り引く。また企業向けには米デルの日本法人が7月下旬に販売するほか、最大1万3000円割り引くキャンペーン実施する。
しかし、サーフェスはタブレット端末やノートパソコンに比べて割高感が強く販売台数は伸び悩んでいた。市場調査会社によると、2016年3月期の出荷台数シェアは首位の「アイパッド」が361万台でシェア40%なのに対し、サーフェスは約5%と水を開けられている。