
タブレット型パソコン「サーフェス」の値下げなどについて説明する日本マイクロソフトの高橋美波執行役員常務=15日、東京都港区【拡大】
日本マイクロソフトは15日、タブレット型パソコン「サーフェス プロ/ブック」の主力7機種を同日から1万2000~2万5000円値下げしたと発表した。学生向けにはさらに最大4万2000円値下げする「学生優待プログラム」を導入し、「サーフェス ブック」の最上位機種は6万7000円安くなる。値下げにより割高感を改善し、巻き返しを狙う。
サーフェスは2013年3月に発売され、現在の主力機種は12万4800~34万4800円(オンラインストア価格)。これを機種により数%から約1割値下げした。学生向けには学生優待プログラムに加え、キーボードなどとのセット購入の場合、「サーフェス プロ4」を10%割り引く。
また企業向けには、米デルの日本法人が7月下旬に発売するほか、最大1万3000円割り引くキャンペーンを実施する。
サーフェスは、タブレット端末やノートパソコンに比べ割高感が強く販売台数は伸び悩んでいた。
市場調査会社によると、16年3月期の出荷台数シェアは首位の「アイパッド」が40%なのに対し、サーフェスは約5%と水を開けられている。