戸叶さんの顧客対応の具体例に、定年して退職金を手にした女性のケースがある。入出金情報を確認し、すぐに連絡を取ると「全部定期預金にするつもり」と、運用についてまったく興味のない様子。何度か訪問して情報収集を行ったところ、やはり資産のバランスが預貯金と保険に偏っていることが判明。配偶者が他界していたため、今後のライフプランも含めてじっくりヒアリングし、資産の見直しを提案した。
その結果、一部の退職金と他行の預貯金を使って、バランス型ファンドと日本株ファンド、リートファンドを購入。そのほか毎月の医療保険を見直し掛け捨ての商品に切り替え、がん保険については日帰り入院から保険金が支払われる商品に見直した。「最後は、『あなたに相談できてよかったわ』と言っていただいた」という。
そうした顧客の気持ちに寄り添う活動で信頼を得ている戸叶さんの新規の顧客の半数は、既存のお客さまからの紹介というから驚きだ。さらに、FPや宅建などの資格取得を目指してスキルアップにも余念がなく、今後も活躍が期待される。
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(編集協力)近代セールス kindai-sales.co.jp