--今期からは海外進出も本格化する
「まずはタイと中国で本格展開する。製品の原価は日本でもタイでも大差ないが、タイでは日本のような価格では売れない。より低価格帯の商品が中心となる。しかし、タイや中国では量的な拡大が見込める。本格展開という意味では始まったばかりだが、今のところの感触としては計画よりも早く軌道に乗るのではないかと思う」
--今後の展望は
「今年から中期経営計画を策定・公表することにした。目標は2020年12月期の売上高2000億円、経常利益150億円だ。海外事業は、この目標達成のドライバーの一つでもある。国内では業界他社との競争も激しいが、エリア的なものも含め、シェアのさらなる拡大に注力する。殺虫剤も日用品でもそうだが、商品の高機能、高品質化も一層進める。品質の良さは、海外でも評価されており、そのことが海外事業を進める上でも追い風になるだろう」(青山博美)
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【プロフィル】川端克宜
かわばた・かつのり 近畿大商経卒。1994年、アース製薬入社。2006年広島支店長、11年役員待遇大阪支店長などを経て12年、役員待遇ガーデニング戦略本部本部長。13年、取締役。14年3月から現職。44歳。兵庫県出身。
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【会社概要】アース製薬
▽本社所在地=東京都千代田区神田司町二丁目12-1
▽創業=1892(明治25)年
▽資本金=33億7760万円
▽社員数=1208人(2015年12月31日現在)
▽事業内容=医薬品、医薬部外品、医療用具、家庭用品などの製造・販売並びに輸出入