
大型EVトラックを披露する独ダイムラーのベルンハルト取締役(中央)ら=27日、ドイツ・シュツットガルト(会田聡撮影)【拡大】
独自動車大手ダイムラーは27日、本社を置くシュツットガルト市で、大型電気自動車(EV)トラック「メルセデス・ベンツ アーバンeトラック」を初公開した。温室効果ガス削減や排気音のない静かさをアピールし、都市内の運輸業などで活用を期待する。2020年の発売を目指す。
EVトラックはダイムラー傘下の三菱ふそうトラック・バスが車重6トンの小型車で実証実験を展開しているが、大型車は世界で初めて。ダイムラーのウォルフガング・ベルンハルト取締役は同日、「トラックの歴史はディーゼルエンジンの時代だったが、きょうから電動化を導入する」と語った。
アーバンeトラックは、2.5トンの高性能のリチウムイオン電池を搭載。充電は出力100キロワットの場合、2~3時間で完了し、最大200キロを走ることができる。車両総重量は26トンと同じサイズのディーゼル車に比べて約700キロの増加に抑えた。
ダイムラーによると、リチウムイオン電池は25年までの約20年間で価格が60%低下する一方、出力は2.5倍に増える。温室効果ガス削減や静かさのほか、電気を使う運行費用の安さなどを追求し、都市部の食料品の輸送などの用途を想定する。