上期は熾烈(しれつ)な首位争いをVWが制した格好だが、通年の首位争いの行方は混沌(こんとん)としている。トヨタは、下期の巻き返しに向け、熊本地震などに伴う減産分の挽回に6月から本格的に取り組むほか、昨年12月に発売した主力のハイブリッド車(HV)「プリウス」を中心に拡販を急ぐ。
一方、VWは、引き続きアウディやポルシェなどグループの販売が堅調で、14年以来の1000万台突破をうかがう勢い。ただVWは昨年も上期は首位だったが、排ガス不正で失速し、最終的にはトヨタに4年連続で通年首位を奪われた経緯があり、今年も勝敗の行方は見通しにくい状況だ。