【イノベーター】水のスモールインフラで“水の地産地消”目指す (1/2ページ)

2016.8.1 05:00


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  • ウォーターピュアなどワイズグローバルビジョンの製品群

 □ワイズグローバルビジョン・柳瀬良奎社長

 「世界中の水問題を個人レベルで解決」をミッションに掲げるワイズグローバルビジョンは海水を飲み水に変える装置や、災害時に飲み水を確保する浄水器の開発により2013年度のイノベーションズアイアワード(現在は革新ビジネスアワード)の大賞を受賞した。これを機に、軽量コンパクトをセールスポイントに、国内外で市場開拓に本格的に乗り出した。柳瀬良奎社長は、水のスモールインフラ事業による“水の地産地消”を目指す。

 --4月に発生した熊本地震の被災地支援にも浄水器が役立った

 「災害時に最も対応力の高い手動式ハンディ浄水器『ウォーターピュア』を被災地支援のボランティア団体を通じて寄付した。河川の水も雨水も1台で最大1万リットル浄水できる。1人当たり1日約2リットルの飲み水を確保する必要があるといわれるので、1台あれば5000人日分を確保できる」

 --自治体から注目されるきっかけになったのでは

 「被災地では水道が復旧してもさびや菌が発生していて、水を飲むことができない。ウォーターピュアを使えばすぐに飲める。この『すぐ飲める』に意義があり、非常時には心強い備えになる。水の大切さに自治体もようやく気づいたようで、地元・うるま市(沖縄県)が災害時用備蓄としてウォーターピュアを13台、正式採用した。自治体から採用されたのは初めてで、これを機に自治体への営業を本格化させる」

 --国内市場への売り込みは「7月6、7日に福岡市のヨットハーバーで、世界最小クラスの海水淡水化装置『オーシャンピュアE-40H』のデモ会を開催した。重量は約20キロで、片手で持ち運べる。また海水を1時間当たり40リットルのおいしい飲み水に変えることができる。といっても実際に装置を見たい、試飲したいという企業、自治体は多い。実感できれば商談に進めるので、今後もデモ会を開催していく」

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