資産が決まったら個別商品を絞り込んでいく。この際にもタブレットを活用。債券であれば、先進国や新興国も含めて5つほどの商品の値動きを提示する。
すると、顧客のほうで気になる商品を2つ3つほどに絞ってもらえることが多いため、その商品の特徴について具体的に説明していき、一番魅力を感じる商品を決定し、理想とするポートフォリオを作っていく。
稲見寛子さんは「お客さまにはとことん悩んでいただきたいと考えています。自分で悩んで購入した商品に対しては興味が湧きますし、記憶に残るからです。そのサポートには時間を惜しみません」と、顧客との対話を大事にする。
一方、資産形成層の運用ニーズをつかむ手段として、稲見さんは「ジュニアNISA」をきっかけとした声掛けを行っている。中高生の子供がいる家庭に対して「お子さまと一緒に今後のお金について考える機会になりますよ」といった提案を行ったところ、興味を持ってもらえることが多くなったという。
今後は「相続や不動産分野について知識を広げ、総合的なコンサルティング力を高めていきたい」と努力を重ね、顧客のために最善の提案を尽くす稲見さんの姿勢は、リテール担当者の模範といえそうだ。
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(編集協力)近代セールス kindai-sales.co.jp