EVトラック開発競争激化 厳しい環境規制に対応、運送業向けにらむ (1/3ページ)

2016.8.4 06:29

ダイムラーのブリュール工場内を走るEVトラック「キャンターE-CELL」=7月28日、独シュツットガルト市
ダイムラーのブリュール工場内を走るEVトラック「キャンターE-CELL」=7月28日、独シュツットガルト市【拡大】

 トラックメーカーが、電気自動車(EV)の開発を進めている。三菱ふそうトラック・バスは4月にドイツで小型EVトラックの実証試験を開始し、親会社の独ダイムラーは25トン級の大型車を公開した。米EVベンチャーのテスラモーターズも2017年にEVトラックを発表すると表明し、環境規制の厳しい都市部の運送業などへの活用に向け開発競争が始まっている。

 ドイツ南西部のシュツットガルトにあるダイムラーのブリュール工場。実習棟が立ち並ぶ敷地内を、三菱ふそうの小型EVトラック「キャンターE-CELL」で走った。試乗運転する記者の前方に従業員が実習棟から出て来たが、背後から迫るキャンターに振り返りもしない。

 「排気音がないから気付かないんだ」。同乗した技術者はこう説明した。

 試乗車は車重6トンで最大積載量は3トン。車台側部に4個のリチウムイオン電池を搭載し、約7時間の充電で100キロ以上走行する。最高出力はディーゼル車並みの150馬力を誇り、モーター駆動の加速の良さが特徴だ。

三菱ふそうの生産拠点があるポルトガルで昨年6月まで1年間実施した実証試験で…

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